2018年11月9日金曜日

マクドナルド"また"やらかす|異物混入祭りを食い止められるか

人は繰り返し情報を与えないと、どんな凶悪事件でもすぐに忘れてしまう。
あの日、何が起きたのか、それを訊ねても答えられる人は少数に留まるが、どう言うわけか日本人と言う人種は"食べ物"に関しては強烈に恨みを持つタイプだ。

第二次世界大戦末期に核を2発もぶち込んできたアメリカは許しても、毒餃子を1度デリバリーしてきた中国は許さないと言う姿勢は凄い。
このようなお国柄、食品メーカーや飲食店は常にピリピリしており、特に個人の営むレストランなど、髪の毛一本でも混入しようものなら翌月には店がなくなることも珍しくはない。

ちなみに、食品の異物混入に関するクレームは東京だけに絞っても年に約3万件も苦情が寄せられると言う。
そう言う意味では珍しくもなんともないのだが、記憶に新しいのは2014年12月に、まるか食品がやってしまった"ペヤングやきそばゴキブリ混入事件"と、それを皮切りにあらゆる食品メーカー、飲食店などの異物混入事件を、まるで人でも殺めたかのようにメディアが連日報道したのである。

これは、まるか食品が当初クレームを否定したことと、現代の兵器とも言えるSNSで拡散されたことで表沙汰となり、また、どこまでが真実かは不明だが、メーカーの対応の悪さに怒りを覚えた消費者たちが、話題を爆発的に炎上させたのである。

中でも件数のトップクラスを誇っていたのが大手ファーストフードチェーンのマクドナルドだが、ビニール片やプラスチック片、カビの生えた肉を使用すると言う強烈な一撃に加え、致命傷となったのはやはり"人体の一部"をポテトにぶっ込んできたことだろう。
人間の歯が入っていたと言う事件が報道され、あのマクドナルドでさえも一部の店舗は閉鎖に追い込まれる程の打撃を受けている。

にも関わらず、2018年もそろそろ終わりに近付いた昨今。
天皇陛下も来年の4月にご退位されることが決まり、平成が終わっちまう前にもういっぺんぶっ込んどくー?ってところだろうか。

今度はソーセージエッグマフィンから歯が発見されたと言うことで話題になっている。
ただ、お気付きだろうか?
2014年の異物混入事件に比べると、それほど話題にもならないことに。

日本人が食べ物絡みで怒ると言うのは、恐らくそう言うことじゃない。
混入した事実よりも、その後の店の対応だったり、またはそれまでの店の印象だったり、食べ物絡みと言う条件に加え、礼を失する者に対しての当たりがキツい印象だ。

例えば、2014年の異物混入事件の末期にも、東京ディズニーランドのメープルチュロスからネジが出て来たと報じられたにも関わらず、夢の国は何の問題にもならないどころか、販売中止となったチュロスを求める客が殺到していたと言う。

対して当時のマクドナルドの対応は酷いもので、混入したプラスチック片でケガをした子供に関しては、軽傷だから問題ない。公表の必要はないなどと言った発言で反感を買い。
更に連続して続いた騒動について、カサノバ社長が公の場で説明する機会はあるのかと言う問いに対しても、一切の予定はないと、ことの重大さを甘く見ているのか、世間に対して悪質な印象を与えてしまったのが大きな問題である。

しかし、最近はマクドナルドも印象回復の傾向が見られ、比例して業績も回復しているようなので、今回の一件は2014年当時とは状況が異なるのかもしれない。
後は"後処理"をしくじって当時の二の舞にならないように気を付けてもらいたいところだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿